2019年度の活動につきまして

リトル・ミュージカルを応援くださっているみなさまへ、2019年度の活動につきましてご報告をさせていただきます。リトル・ミュージカルの活動理念はそのままに、活動体制・運営体制を以下の通りとさせていただくことになりました。

1)理事会の承認に基づき、一般社団法人リトル・ミュージカルは、2019年4月期より休業。

理由といたしましては、法人の理念・事業方針の策定運営・事務方針の策定・実施の一切を創設者である石垣が担当しておりましたが、家庭環境の変化に伴い2019年度の活動において実施不可となったため、こどもたちの表現の場を維持するという最も大切な活動のみに絞り、活動を維持する体制にて実施いたします。また、今後に関しましても、法人としての業務及びチーム運営との切り離しは必要不可欠な場面も散見されていたため、法人再開時は、法人としての運営内容、チームの運営内容を切り離した経営体制へと移行の予定です。

2)渋谷・板橋チームは任意団体「リトル・ミュージカル」が運営主体とな理、代表・大嶋奈緒美が就任。

東京のこどもたちの表現活動については、大嶋奈緒美が代表として運営(チームとして独立した運営会計の元チーム活動を実施)、これまでのスタッフ講師並びに保護者の協力のもと、こどもたちが自主的に活動できる環境を整えております。詳細内容や体験申込などは、事務局メールまでご連絡ください。

3)三重四日市チームは、2019年12月まで活動休止を決定。

三重四日市チームに関しましては、2019年12月まで活動休止とさせていただきます。2020年1月以降の活動につきましては、上述の通りチームが独立した運営により、活動再開を目標に検討中となります。活動の内容が決まり次第、お知らせさせていただきますので、連絡希望の方は、事務局メールまでご連絡ください。

一般社団法人リトル・ミュージカル2018年の取り組み

★四日市招待イベント作品「よかパパドリームランド」
★大田ワークショップ公演「ペンダントの秘密」
★四日市本公演「キラキラサイダー」
★渋谷本公演「惑星ファンタジー」
★板橋本公演「Mirror&Me」

★シンガポールWSツアー ワークショップスタジオパフォーマンスに出演

オリジナル楽曲も30曲ほど誕生。はじめての生演奏やこどもたちの作詞作曲の挑戦も増え、仲間とともに生み出す経験をたくさんできました。こちらに報告させていただきます。そして、こどもたちとの現場の裏では、志高いみなさまとプロジェクトを進めることができました。この場をお借りして、お礼申し上げます。

⭐️NPO法人サービスグラント様のコーディネートにより
三井住友フィナンシャルグループの5名のプロボノのみなさまと
リトル・ミュージカルの事業評価を行っていただきました。
https://www.servicegrant.or.jp/project/littlemusical/

現場のことでいっぱいいっぱいになり、まとめきれていなかった社会課題の資料化、リトル・ミュージカルのプログラムの価値とのマッチングいただき、寄付や企業協賛等の資金調達にも必要な社会に評価いただけるようなキーワードを選定いただきました。金融のフロントランナーであるみなさまが、それぞのバックグラウンドでの経験をもとにアドバイスくださったり、稽古場まで足を運んでいただき、実際にワークショップに参加いただきました。こどもたちや保護者のみなさまとも丁寧にお話いただき、活動の評価をくださったことが大きな自信に繋がりました。

⭐️SVP東京様のコーディネートにより
パーソル グループの6名のみなさまとリトル・ミュージカルのプログラムリソースを使った
新規事業について考案、プログラム開発をしました。
https://www.svptokyo.org/2018/08/21/persol2018/

事業内容としてクラウドファウンディングや関連企業の寄付だけで頭打ちであることは当面の課題。助成金も打ち切られたらおしまい・・・。どこかで安定的なキャッシュを確保することが課題ですが、その営業資料ですら作れないのが実情。リトル・ミュージカルが育んできたプログラムリソースを活動した新規事業も今後法人再開にあたり、実施を検討しております。

⭐️マツダ財団研究助成事業として、奈良教育大学中山准教授との研究論文を提出

2017年度・2018年度の2年間に渡り、三重四日市チームでの活動を追跡し、こどもたちが自己表現を仲間と協働して行うことにおける自己肯定感・協働性の向上を期待する教育プログラムとしての研究を進めて参り、このたび、研究論文を提出いたしました。こちらも調査裏付けを行った上で、よりプログラムを向上させ、今後のリトル・ミュージカルの活動をよりブラッシュアップすると同時に、多くのこどもたちに届けるためのファシリテーションマニュアルを作成し、より活動を広げていくための布石としたいと考えております。