こどもたちに大切なのは「できること」でない。依存することなく心が安定するために大切なこと。

944904_1002392323174071_316958014871649830_n

ただ心から楽しむ力を

昨年末、国際児童青少年演劇協会主宰の、次世代のアーティストのこども演劇創作プログラムに参加させていただきました。

アジア10カ国26名の演劇人が参加したワークショップにおいて、シンガポールのメンバーが話していたことがとても印象に残っています。2007年からは、一人当たりの国内総生産(GDP)が日本を越えて、アジアNo.1の経済国となったシンガポール。移民国家だけあり、多様性があり教育も創造性豊かなのかな?と思っていました。

参加していた彼女が、「表現教育はたくさんある、でもリーダー教育とかプレゼンスキルアップなど将来できるひとになるためのもので、楽しむということを忘れている」と言っていたのが印象的でした。

リトル・ミュージカルのメソッドも、「本当の自信をつけたり」「言いたいことが言えるようになったり」「国語の能力がアップしたり」して、「将来の役に立ちます」。こどもたち全員と個別面談している石垣自身のキャリアで様々な職種やビジネスを見てきたからこそ、この子の能力をどう活かしてあげたらいいだろうとずっと考えてもいます。

でも。

「できる大人になろう」とか「上手くなろう」とかが事を起こす発端である必要ないです。

心から楽しめる、心から震える経験。内側が充実していることこれが一番大切だと思っています。

30代40代の尊敬する友人たちと会話をするたび、「本当にやりたいこと」に出会える奇跡と尊さを痛感します。自分の心が充実していることが、何よりも大切なのだと。

依存を断ち切る大切なことは「内側の充実」

このTEDの動画を紹介させていただきます。

依存は自らの認められたい思いが引き起こすもの。一流の結果を出しても、薬物中毒になったり、権力を求めすぎてしまう報道を見るたび、どうしてそれほどに外側に求めてしまったのだろうと思います。「下手でも好き」「できなくてもがんばる」そうできることの尊さを学びます。

こどもの頃のアタッチメント。愛されているよ、分かっているよ、大人が寄り添うことは本当に大切だと思うんです。こどもが心から楽しいものに寄り添ってあげること。心が、体験が、充実していれば、自らで成長していく力がついてくる。自分で伸びる本物の力がひとにはあると思います。
もちろん、ある段階から、できるようになろう!とか上手くなりたい!って大切です。そして、楽しんでもらうためには、大人も全力で楽しんでないとな、ワクワクしてないとなと思います。

偉大な2人による言葉。染みます。

力と本質はあなたの外側にではなく内側にある
自らを灯台とし、自らの内に光を求めよ

 

4技能を見て、心を発揮できる方法を考えます

ただし、心に目を向けるなんてこと、大人にすらできないことを、こどもが意識的にできるものではありません。

そして、こども同士の過酷な世界で発揮できず、心をどんどん閉ざすことはたくさんあるでしょう。だから、こどもたちを見て、その心を発揮できるところを探します。4技能のどこなら、その子の内側が発揮しやすいのか、得意なののか、その子の思いを発揮しやすいかを見る機会を持ち、その子の内側を見せてもらうことから始めます。

話す聞くこと・・・・個人面談
読む書くこと・・・・読書と紙に書くこと(読むの結果は個人面談でききます)

3か月に1回くらい書く機会を用意していて、こんな風にひとりひとり管理しています。

944904_1002392323174071_316958014871649830_n

徐々に変わってきたぞ
毎回違うぞ
毎回同じこと書いてるぞ

「○○役がやりたかった」と3回書いてる子がいました。振り返らなければ忘れてしまっていたかもしれません。

その子は、自分に与えられた役をしっかりこなし、不満そうな表情もなかったのです。

でも、ずっとやりたかったんだ・・・。

その子は、自分の気持ちを前面には出しません。「友達と仲良くしたい」からです。素敵な心だけど、彼女の本当の気持ちを大切にしてあげなくてはいけません。そして、仲良くした上で、自分のやりたいことをやる、これは両方叶えられるのだから。「本気でやれば、友達に伝わる」お母さんとの約束もしっかり守っています。

彼女のその芯の強さを一番活かせると思って団長をお願いするつもりでいます。再来週、リトル・ミュージカルでは「始まりの式」が行われます。どんな表情をするのだろう。

 

4技能での才能の見分け方について書かれています。(あくまでも大人側の見方の参考です)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です